刻々と変化するポジション

最初の取引は、新規注文を出す(外貨を買う、または売る)ことから始まります。まずは、FX会社に口座を開設し、証拠金を入金します。それから、経済や政治の動向をニュースなどで調べ、円安ドル高になるそうと予測します。この先、円安になるということは、円高の時に買って、円安になったら売ることで為替差益を得ることができます。1万ドルの買い注文を出し、注文が成立、1ドル=90円で1万ドルを購入しました。この買っただけで、損益を確定するまでの注文をポジションと言います。為替レートは、常に変化しているので、購入した1万円の価格が変動します。このドルは価格は、買った瞬間は、90万ドルですが、為替レートが1ドル=89円になれば890万円に、1ドル=93円になれば、930万円になります。為替レートは常に変化しますから、日々確認してチャンスを逃さないことが重要です。

高金利通貨を買うと、スワップポイントが貯まる

銀行に預金をしていると利子がつきます。FXでも同じように通貨と通貨の金利の差額分「スワップポイント」を受け取り、支払いが発生します。

例えば、円よりも金利の高いドルを1万ドル購入したので、自動的に毎日スワップポイントを得ることができます。そして、購入したドルを売却し損益を確定させます。損益を確定させることを決済といいます。1ヶ月後、為替レートが1ドル=93円の円安に動いたので、1万ドルを売却することにしました。購入レートが1ドル=90円で売却レートが1ドル=93円なので、3万円の利益となりました。また、30日間の受け取りスワップが2400円(=80円×30日)なので、合計32400円になりました。この取引のコストは、手数料400円です。よって32400円-400円=32000円で、この取引の利益は32000円となりました。これが取引の流れです。

※ポジション・・・損益を確定していない通貨を保有し、買い(売り)注文をだしている状態のこと。 ※決済・・・保有しているポジションの損益を確定すること。

スワップポイントって何?

金利は国によって金利水準が異なるため、大きな開きがあります。そのため、2つの通貨を交換すると、金利の差が生じます。その金利差の調整する必要があります。たとえば、米ドルを買ったまま持っていると、米ドルの金利を得ることができます。しかし、これは金利の安い円を借りて、金利の高いドルを持っているということなので、米ドルの金利を得て、円の金利を支払うことになります。ドル/円の場合、低金利の円の金利を支払って、金利が高い米ドルの金利を受け取ることができます。これが買いから入った場合のスワップポイントの受け取りということになります。

では、円より金利の高い通貨を売りからはじめる場合は、金利の高いドルを借りて、低金利の円を保有することになるので、売りから入る場合はスワップポイントを支払うことになるので、注意する必要があります。

高金利通貨を買って毎日スワップポイントを得る

スワップポイントは金利の変動によって毎日変わります。「買い」は買いから始める取引の数字、「売り」は売りから始める取引の数字です。

例えば1万通貨単位で「ドル/円」のスワップポイントが「買い80円 売り-110円」と提示されてる場合、1万米ドルを購入した場合、保有している間1日あたり80円を受け取ることができます。1万米ドルを売りから入った場合は、毎日11円を支払うことになります。スワップポイントは、現時点で取引をしているポジションに対して発生します。そのため、証拠金の10万円で1万米ドルを購入し30日後に売却すると、80×30=2400円のスワップポイントの受け取ることができ、約XXX%もの利回りが得られることになります。高金利の通貨を買う取引で利益を得られるというのもFXの魅力です。

[ケース1]

予想に反して円高が進んだため、損失の拡大を避けるために2009年8月3日1=ドル94.70で決済することにしました。 ケース1の取引を計算すると、 (売値94.70-買値96.56)×1万ドル=マイナス18600円です。円よりドルのほうが金利が高いので、保有期間のスワップポイントがつきます。 1日あたり平均30円1万米ドルなので、30円×45日=1350円受け取ることができました。 手数料は無料でしたので、結果、17250円の損失がでました。

[ケース2]

円高お動きになってるなか、すぐには売らず少し様子みることにしました。そして円安になった瞬間2009年8月10日1ドル=97.68で売却しました。(売値97.68-買値96.56)×1万ドル=11200円になりました。スワップポイントはケース1同様30円×52日=1560円になりました。

結果12760円の利益を得ることができました。

このように、同じ日時で同じ条件で購入しても売るタイミングで損益は変わります。相場は刻々と変動するため、売買のタイミングがとても重要になります。

外貨預金との大きな違い

円安にならないと利益を出すことができない外貨預金や外貨建てMMFとは違い、外国為替証拠金取引では、「売り」からでも始められる点です。円高に動くことを予想して、取引を始めます。円高になったところで買い戻すことで、利益を出すことができます。

ここで疑問に思うのが、外貨を持っていないのに、どうやって売るかってことです。

例えば、発売前の商品を発売と同時に手に入れるために、予約をすることがあります。この場合と同じで、まだ商品がないのに先に売ってしまし、あとから商品が届き、そこて利益を確定させます。

手元にない米ドルを売って円高になったら米ドルを買い戻すことで、利益を確定し取引完了します。

高金利通貨を売るとスワップポイントの支払いが発生

この先、円高になると予想して、2009年6月19日に1ドル=96.56円で1万ドルを売りました。そして予想通り為替レートは円高に動きました。

2009年7月9日に利益を確定させるために1ドル=92.72円で1万ドルを買い戻しました。為替差益は、(売値96.56-買値92.72)×1万ドル=38400円になりました。そして、円より金利の高いドルを売っていたので、20日間分のスワップポイントを支払います。1日平均1万ドルあたり145円×20=2900円なので、為替差益からスワップポイントを差し引いて、35500円の利益を得ることができました。

このように、FXでは、円高でも利益を得ることができます。

損失の警報、ロスカットアラート

たとえば、証拠金10万円を口座へ入金しています。1ドル=100円の時に1万ドルを購入しました。為替レートが円高に動いて、1ドル=95円になったので、5万円の損失です。証拠金から損失を差し引いた額の5万円が有効証拠金になります。入金した証拠金に対して有効証拠金の50%を下回ると警告のメールが送信されます。この警告のことをロスカットアラートといいます。証拠金を10万円追加投資したら有効証拠金金額が15万円(75%)になるので、ロスカットアラートは解除されます。

損失を最小限に抑えてくれるロスカット

為替レートが急激に動く事態が現実に起こります。ロスカットアラートが発生したあとも円高が進み、1ドル=91円になりました。なので、証拠金を追加する前に、有効証拠金が1万円(10%)になり、ポジションは自動的に決済されてしまいました。有効証拠金が20%を下回ると自動的に決済されてしまうこのことを、ロスカットと言います。ロスカットは損失を最小限に抑えるためのシステムです。ロスカットアラートは出来るだけ避けるようにし、資金に余裕のある取引を行うことが大切です。1万ドルの取引をするなら、証拠金が30万円あるほうがゆとりある取引を行うことができます。

FXは忙しい人の強い味方

インターネットの普及や手数料の自由化、売買単位が小口化されるなど。資産運用に関心ある個人投資家が増えています。株式市場は午前9時から午後3時までの約6時間です。サラリーマンや主婦など、日中忙しく働く人にとっては少々難しいことがあります。株取引に対して、外国為替証拠金取引は、世界中に市場があるため、土・日を除く24時間いつでも取引ができます。日本時間で市場が開いている流れをみると、夕方5時からロンドン市場が開き、夜10時になるとニューヨーク市場が開きます。時間帯によって取引を行う市場の中心が移行します。このため自分の空いた時間を有効に使い取引を行えるのです。

帰宅してから2~3時間をFXに時間を当て、デイトレードを行う人が増えています。その日に買った(売った)ポジションをニューヨーク市場が閉まる日本時間朝7時までに売って(買って)決済し取引を完了することをデイトレードといいます。デイトレードの魅力は多くのFX業者が取引手数料を優遇しています。また、ポジションを保持することがないので、スワップポイントがつきません。そのため高金利通貨を売る場合も安心です。

少ない資金で何倍もの金額を運用する

レバレッジを効かせ取引を行うということは、為替レートが予想通り動けば大きな利益を得ることができますが、予想が外れた場合に大きな損失がでるというリスクがあります。そのためレバレッジを効かせ取引を行う場合は、メリットとリスクをしっかりと理解しましょう。

利益も損失も高まるレバレッジ

10万円の証拠金に対してレバレッジを10倍かけた場合と100倍かけた場合の利益と損失を比較してみます。

1ドル=91.56円の時に1万ドルを購入しました。

為替レートが円安が進み1ドル=93.72円で1万ドルを売却しました。

レバレッジを10倍にかけ1万ドルを運用した場合:(売値93.72円-買値91.56円)×1万ドルで21600円の利益です。

レバレッジを100倍かけ、10万ドルを運用した場合:(売値93.72円-買値91.56円)×10万ドルで216000円の利益です。

為替レートが円安に動いた場合

レバレッジを10倍にかけ1万ドルを運用した場合:(売値90.67円-買値91.56円)×1万ドルで8900円の損失です。

レバレッジを100倍かけ、10万ドルを運用した場合:(売値90.67円-買値91.56円)×10万ドルで89000円の損失になりました。

このようにレバレッジを高く設定すると、大きな利益を得ることができますが、その分損失もおおきくなります。

キーワード:レバレッジとは・・・テコの原理を意味する。金融商品や金融取引では、少ない資金でその何倍もの金額を運用し、運用効率をあげること。
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